毎年、アメリカシロヒトリ（幼虫）の発生が確認されておりますが、被被害の拡大を防ぐためには、早期の発見と駆除がとても大切です。ご家庭や所有している土地の樹木の確認をお願いします。

ヒトリガ科に属する白い小型の蛾で、特にサクラ、ウメ、カキ、ハナミズキなどの広葉樹を好んで産卵します。繁殖力が非常に強く、1匹で700個から1000個ほど産卵し、約1週間でふ化します。幼虫（毛虫）は年2回巣網を張って集団で植物を食い散らし、そのまま放置すると周囲の樹木まで丸坊主にしてしまいます。

通常6月上旬から7月中旬と、8月上旬から9月中旬の年2回発生します。
また、空き地や空き家などでは気づかないうちに発生し、近隣の土地建物まで広がり被害が出るケースもありますので、発生時期には所有している土地の確認をお願いします。

早期に発見し捕殺防除を行うことが肝心です。
幼虫が卵からかえって樹木全体に広がる前の巣網を作って集団生活をしているときに枝葉を切除し袋に入れ、幼虫が逃げ出さないように口を縛り、踏みつぶしてから「燃えるごみ」として出してください。

もし発見が遅れてしまい、すでに周囲に虫が分散した場合は、乳剤等の薬剤散布が有効的とされています。
詳細は、農薬販売店などにおたずねください。
※薬剤は、購入時に印鑑が必要となるものもあります。使用方法を守り、保存や取り扱いには十分注意してください。また、薬剤を散布するときは、飛散に注意し、近隣の迷惑にならないように行ってください。

防除、駆除は樹木の所有者の責任であり、町で駆除は行っていません。自ら駆除できない場合は、駆除業者を紹介しますので町民生活課へお問い合わせください。