海と大地の恵みを、
亘理の英傑へ捧ぐ
なぜ10月8日なのか。なぜ、はらこめしを献上するのか。
この一日には、亘理四百年の歴史と、町の食文化への祈りが重なっています。
「8」は、はらこを上下に重ねた姿。
10月は、阿武隈川に鮭がのぼる季節。
はらこめしは、荒浜地区で生まれた亘理の郷土料理です。阿武隈川の鮭は、江戸のむかし将軍家へも届けられた、この地の誇るべき恵みでした。
町は10月8日を「はらこめしの日」として日本記念日協会の認定を受け、令和元年10月8日には亘理町はらこめし推進条例を施行。以来この日は、亘理の食文化を未来へ受け渡すための、特別な一日となりました。
そして令和3年から続くのが、亘理伊達家初代領主・伊達成実公へのはらこめし献上です。豊漁を願い、豊作に感謝する。その祈りを、町は毎年、霊屋の前で捧げ続けてきました。
伊達成実 DATE SHIGEZANE / 亘理伊達家初代領主
霊屋の扉が開かれるのは1月16日と8月16日のみ。10月8日は、それ以外の唯一の機会です。
令和3年10月8日、特別に御開帳された霊屋へはらこめしが献上されました。豊漁の願いと豊作への感謝を、毎年この場所から捧げています。
境内の「亘理領主伊達氏歴代墓所」には、初代から十三代までの領主と夫人らが眠ります。