りんご

亘理のりんごは蜜がたっぷり!

亘理町の特産品にりんごがあるのをご存知ですか?

亘理町のりんごの写真

県内有数のりんごの産地で、大きく分けると亘理、吉田、逢隈地区の丘陵地で栽培されています。

亘理町のりんごは、昭和2年ごろ祝田の玉手松雄さんが栽培をはじめたのが最初で、本格的に広まった昭和11年ころには17人が栽培に取り組んでいました。戦争で一時栽培農家は減ったものの、昭和25年くらいからだんだん増えだし、昭和48年ころになると、東京築地市場に「仙台りんご」の名で安定的に出荷されていたそうです。近年は市場に出荷されず、ほとんどが贈答用として生産者から消費者へ直送販売されています。

よく亘理のりんごは、他地域より甘味が多いと言われ、消費者から喜ばれています。

最大の特徴は、なんと言っても蜜がびっしり入っているところです。蜜が入るということは、完熟したりんごなのです。ぎりぎりまで、木に実らせておき、おいしさがいっぱい蓄えられたころで収穫します。

生産者は、「一回で収穫せずに樹上で熟したものだけを数回に分けて収穫する」と話します。長年の経験で完熟したものだけを見分けて収穫しているので、亘理のりんごは、蜜がびっしり入っているのです。

「生産者の顔が見えるりんご」

スーパーなどを見渡すと、青森県のりんごばかりで、亘理のりんごは見当たりません。「どこで売っているの?」とよく聞かれますが、市場に出回っていないためスーパーなどでは売っていません。買うためには果樹園を訪ねるか、注文し直送してもらうのがほとんどです。中には定期的ではありませんが逢隈ふれあいセンターや、鳥の海ふれあい市場などの産直施設で販売している生産者もいます。

亘理のりんご生産者は相当以前から、産地直送という顔が見える農産物販売に取り組んでいました。安全で安心なりんごを届けたいという生産者の想いと、この人のりんごならと認める消費者との信頼関係が昔から築かれていたのです。

1日1個のりんごは医者を遠ざける

りんごがかごに入っているイメージ

これは西洋のことわざですが、昔から日本でもりんごは、健康に良い食べ物と言われてきました。

りんごには食物繊維のペクチンが豊富です。ペクチンは腸内の善玉菌を増やし、さらには悪玉菌を抑制し、腸内環境を整えて消化吸収を助ける働きをします。

また、りんごに含まれるカリウムは、体内の余分な塩分や老廃物を排出し血圧を下げる効果があります。

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