荒浜中学校は、次の三つを柱として志教育に取り組んできました。
一つ目は、「地域産業との協働」です。
本校の職場体験は、地元の職場にお願いしています。
本年度は、水産センターや浜寿司・みやぎのあられ・ブロッサム遊花・ファミリーマートなどの小売業と図書館・荒浜保育所・デイサービス宮前荘などの公の施設の協力をもらい体験を行いました。
生徒たちは、地元理解を深めるとともに、仕事の大変さ、働く人たちの誇りなどを、学んでいました。
二つ目は、「地域文化の継承」です。荒浜中学校には、長い間受け継がれてきた「街道を歩く会」や「荒中えんころ」といった文化があります。
それを継承・発展させていく取組です。
今年で31回目になる「街道を歩く会」は、全校生徒で30km超を歩くもので、生徒同士の繋がりを深めるだけでなく、親と子、保護者と教員をつなぐ大きな行事となっています。
「つらいがみんなで歩けるので楽しい」「達成感や充実感がある」など生徒の感想はどれも肯定的であり、生徒、保護者とも、今後とも続けていきたい行事の上位にあげる荒浜の大切なイベントとなっています。
三つ目は、「交流と発信」です。
本校は震災により校舎の移転を余儀なくされ、ようやく昨年の8月、元の場所に戻ることができました。
その間、いろいろな方々から支援を受け、現在も支援・交流が続いている団体や学校があります。
そうした支援に対して「元気です」というメッセージを発信し続けることが、私たちが果たさなければならない役目です。
生徒会が中心となり、「他県の学校との交流を進める」「小中の連携を深め、町内のマナーアップ運動・ひまわり化計画を推進する」活動を通して発信を行うとともに、みちのくyosakoi、えんころ全国大会などのイベントを通して、広く発信していきたいと考えています。
(荒浜中学校教諭 佐伯和博)