育てよう 未来を築く 志

マナーアップキャンペーンの「花いっぱい運動」の様子「荒浜を明るくしたい。」震災後、宮城県で一番早く自分たちの学校に戻ってきた、平成25年4月の子どもたちの願いでした。3階の教室から荒浜を見渡しながら、計画委員会の子どもたちが考えた活動が「花いっぱい運動」です。マナーアップキャンペーンの一つとして、縦割り班で協力しプランターに植えた花を、荒浜に戻り住んでいる方や、荒浜で働いている方々のもとへ配りました。

 

あらドン再校2年目となる今年度は、学習発表会で花の種を配りました。車やリヤカーで届けたときも、花の種を渡したときも、地域の方が笑顔で受け取ってくださり、子どもたちは地域社会の一員としての意識を高めていきました。また、運動会では保護者や地域の皆様の願いを受けて、「全校大漁節踊り」を3年ぶりに復活させました。当日は保護者や地域の方と心を一つにして踊ることができました。伝統の「ぶちあわせ太鼓」も荒浜に響き渡りました。

 

荒浜小では、たがいに信頼し合える集団作りに努めるため、「縦割り班遠足」の実施や、阿武隈川の繋がりを大切にした「福島県川谷小学校との交流会」を、地元の方と保護者の方の協力のもと実施しています。また、全職員がスクールカウンセラーを交え、アドバイスをもらいながら、子どもたちについて語り合う「子どもを語る会」を定期的に開き、心のケアも大切にしています。

 

校内研究では、「未来をめざして前に進もう」というテーマのもと、自分の将来や荒浜の未来について考え意欲的に取り組んでいます。さらに、「自分の命は自分で守る」を合い言葉に防災訓練を実施し、上級生が下級生の面倒を見ながら避難する姿を頼もしく感じています。

 

「全校大漁節踊り」をしている児童と保護者・地域の方々今後も、昨年荒浜に戻ってきた荒浜中学校と共に小中の連携をさらに深め、子どもたちや地域の思いを大切にした志教育に取り組んでいきます。

 

 

荒浜小学校教諭 織田島 なほ子