一般の部優勝は山元町の鈴木さん えんころ節全国大会(1月31日)
亘理町荒浜に伝わる郷土民謡「えんころ節」の全国大会が1月30日・31日の2日間、亘理町中央公民館で行われました。一般・熟年・少年少女の三部門に211人がエントリーし、自慢の喉を競いました。
大会の結果、一般の部は山元町の鈴木明美さん、熟年の部は佐藤淳子さん(角田市)、少年少女の部は佐藤麻耶さん(七ヶ浜町)がそれぞれ優勝を果たしました。(大会結果)
えんころ節は、船おろしの祝唄として藩政時代から唄い継がれている七五調の曲で、今でも新築祝や結婚式などで唄われています。歌詞の最後に「ショウガエー」や「ショウガイナー」とつくのが特徴で、48種類の歌詞があると伝えられていますが、現在までに30種類が確認されています。
このような伝統的な文化を大事にしょうと、荒浜小学校でも4年生児童が「えんころ節」に取り組んでおり、大会でも30人が元気よく合唱を披露しました。
20回の記念大会となった今年は、同大会実行委員長でえんころ節の保存に努める青柳照桃さんが、「えんころ節」や眠気覚ましの唄「荒浜サイドウ節」のほか、漁を終え湊に戻る船の上で漁師たちが大漁を喜び唄った民謡を当時の面影や言い伝えを語りながら披露しました。
審査委員長を務めた日本民謡協会の大澤淡洞さんは、講評で「えんころ節は長い唄であり、長いなりに難しく力を持続することが必要です。(えんころ節は)世代を超えて伝承すべき文化であり、全国に広めてほしい」と話していました。
第20代チャンピオンは鈴木明美さん
20回目の記念大会で優勝したのは山元町の鈴木明美さんでした。鈴木さんは高校生のときから本格的に民謡を始め、昨年11月の第25回秋の山唄全国大会で優勝、さんさ時雨全国大会でも準優勝するほどの実力派。えんころ節全国大会には、第2回大会(平成2年度)に初めて出場し今回栄冠を手にしました。
鈴木さんは「えんころ節は節回しが難しく、歌詞をよく理解しないとうまくうたえない唄なので、語りかけるように唄うことを心がけています。他の大会でも優勝できるようがんばりたいです」と話していました。
大会結果(敬称略)
一般の部
- 優勝 鈴木明美(山元町)
- 準優勝 阿部恵(山元町)
- 第3位 大場和子(多賀城市)
- 優秀賞 千葉てい子(登米市)、鈴木典子(塩釜市)、柴崎光子(仙台市)
- 敢闘賞 高橋弘(岩沼市)、鎌田賢治(多賀城市)、鈴木健(亘理町)、佐藤幸子(山元町)、藤沢和子(塩釜市)、渡辺毅(山元町)、石井有子(福島県いわき市)、柳渕一彦(登米市)、吉田義定(仙台市)、菊池和彦(柴田町)、大谷不二夫(亘理町)、村上伸輔(蔵王町)、佐藤ふみ子(大和町)、佐藤初子(角田市)
熟年の部
- 優勝 佐藤淳子(角田市)
- 準優勝 進藤静江(仙台市)
- 第3位 齋すえ(亘理町)
- 敢闘賞 遠藤勝行(仙台市)、菅田寅夫(仙台市)、渡部きよ子(山元町)、佐々木長四郎(塩釜市)、佐藤康彦(仙台市)、三品千代(山元町)、武者ミツ(亘理町)
- 審査員特別賞 鈴木繁治(仙台市)
少年少女の部
- 優勝 佐藤麻耶(七ヶ浜町)
- 準優勝 齋萌佳(亘理町)
- 第3位 小野寺夏美(亘理町)
- 敢闘賞 佐藤海利(七ヶ浜町)、志賀琴日(多賀城市)、加藤鈴華(仙台市)、佐藤彰桐(七ヶ浜町)、石井敦子(福島県いわき市)
上記氏名で、旧字体は一般的な漢字で表記しています。



